ヒサロ通い色黒ピエロ

色黒おちゃらけキャラの日常日記。

買われる花もさまざま ひともまたしかり

大きな園芸店に行く。母のお気に入りの店となったところだ。かなり遠い店だ。それでも理由はある。とても広く、ほぼ何でも手に入る。

鉢植え、切り花は言うに及ばず、種子、球根、苗、観葉植物、サボテンに蘭。

 
用品だって山積みされている。お気に入りの作業用手袋はココで購った。帽子も移植ごても。興味の薄い事柄ではあるが、親思いの私は必ず一緒についてゆく。

ここでの私の楽しみの一つは花を愛でられるということ。売り物ではあるが、心の支えの一つになっている。売り場一面の色の綾波。街中では感じられにくくなった鮮やかな色彩がここにはある。

香りのある花は多くはないが、それでも目の前に立つと鼻孔を爽やかに刺激することが多い。蝶や蜂もこうなのだろうか。

緑で心が癒されるというのは現代人共通の事項だろう。私の周りには実は存外緑が多い。母の努力もある。家の周りにも働く先にも、緑はある。

ここの緑はそれらとは違うが、やはり緑。やがて買われいかれるであろう彼らはここで次の主人の出現をじっと待っている。

精一杯の自己表現をしているだろう。艶やかさを競っているようにも見える。

同じ時期にここに並べられたと思われるが、葉の勢いも花の大きさもつぼみの数も微妙に異なっている。園芸の世界も「伯楽」という言葉があるかどうかまでは知らないが、価値の高い商品を手に入れることで楽しみは異なってくるだろう。

今までは単に見ているだけだったが、私もついに主人になることが出来た。きれいな花を咲かすぞ。